2026年6月23日
※画像は江島神社サイトより引用
毎年7月、江の島の海に神輿が入っていく光景は、見る者の胸を打ちます。
「江の島天王祭」は、江島神社の末社・八坂神社の例祭として毎年7月中旬に数日間にわたって行われる、湘南を代表する夏の神事です。
2026年の神幸祭(本祭)は7月12日(日)に開催される予定で、神輿の海上渡御、東浦祭典、そして腰越・小動神社との行合祭へと続く、朝から夕刻まで一日がかりの壮大な神事です。
「かながわのまつり50選」に選ばれ、藤沢市の指定重要無形民俗文化財にも指定されたこのお祭りは、湘南エリアの夏の始まりを告げる特別な行事として、地元住民はもちろん、多くの参拝者・観光客に親しまれています。
※2026年の詳細日程・内容は、江島神社公式サイトおよび藤沢市観光情報で最新情報をご確認ください。
目次
開催概要
- 神幸祭(本祭):2026年7月12日(日)/海上渡御は11時頃から
- 例祭期間:7月7日(火)頃〜14日(火)頃の数日間にわたって各種神事が執り行われます
- 会場:江島神社(藤沢市江の島2-3-8)、片瀬東浦、龍口寺前、腰越商店街、小動神社(鎌倉市腰越2-9-12)
- 入場料:無料(参拝自由)
- 主催:江島神社・小動神社
- 問い合わせ:江島神社 TEL 0466-22-4020
神輿が海に入っていくなんて、想像するだけでワクワクするみぃ♪朝から夕方まで一日中楽しめる本格的な神事だみぃ!
大海士と須佐之男命——江の島だけに伝わる鎮座の物語
この祭りには、ほかの地域の天王祭とは一線を画す、江の島ならではの深い伝承が息づいています。
はるか昔、江の島の海で素潜り漁を営んでいた「大海士(たいかいし)」と呼ばれる漁師たちが、岩屋沖の海中に沈む神像を引き上げました。
調べてみると、その神像はもともと対岸の腰越・小動岬に鎮座する小動神社で祀られていた建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)のものでした。
高波によって海に沈んでいたこの御神像は、江の島に祀られることとなり、それが今日の八坂神社の起源となりました。
江戸時代まで「天王社」と呼ばれていたこの社は、明治6年(1873年)に「八坂神社」と改称されましたが、祭りの名称には今も「天王祭」の名が受け継がれています。
須佐之男命は天照大御神の弟神として、その猛々しい御神格から疫病をはじめさまざまな厄災を祓う神として信仰されており、夏の疫病除けを願う意義がこの祭りの根幹にあります。
海の底から神様を引き上げた漁師さんたちの話、なんだか胸が熱くなるみぃな〜。その伝承が今も毎年のお祭りで再現されているなんて、すごいみぃ!
神幸祭の見どころ——朝から夕暮れまでの神の旅路
神幸祭の当日は、朝から夕刻にかけて一日がかりで神事が進んでいきます。
それぞれの場面が、大海士の伝承を現代に再現する「神の物語」の一コマとして連なっています。
発輿祭——神輿の出発を告げる神事(9:30頃〜)
神幸祭は、江島神社の辺津宮境内で行われる「発輿祭(はつよさい)」から始まります。
宮司以下神職により祭儀が執り行われ、御神輿の旅立ちが厳かに告げられます。
海上渡御——御神輿が相模湾へ(11:00頃〜)
祭りのクライマックスのひとつが、この海上渡御です。
腰越からお出迎えの囃子を先頭に、「江島天王囃子」と呼ばれる里神楽にも似た優美なお囃子が響く中、屈強な男衆に担がれた御神輿が石段を下り、参道を練り歩きます。
島の入り口にたどり着くと、御神輿は海に入る支度を整えます。
やがて特設されたスロープを渡り、担ぎ手の「ヨイヨヨイヨ」という勇ましい掛け声とともに御神輿が相模湾へと入っていきます。
海中に浮きつ沈みつするお神輿のそばには、五色の旗をなびかせた神職の船が近づき、海上からお祓いを行いながら渡御を見守ります。
この海上渡御は約30分間にわたって続く、圧巻の光景です。
「ヨイヨヨイヨ」という掛け声とともに神輿が海に入る瞬間……これは絶対に見てほしいみぃ!!うーみぃも海の神事は大好きだみぃ♡
東浦祭典——木臼と戸板の上に御神輿が鎮座する
海上渡御を終えて上陸した御神輿は、大海士がかつて住んでいた江の島の「東浦」という区域へと進みます。
そこは、大海士が海から引き上げた御神像をはじめて仮安置した場所とされる地です。
当時、大海士は御神像を木臼4つに戸板を渡した台の上に丁寧に安置しました。
今もこの東浦祭典では、その故事にならい、御神輿がまったく同じ木臼と戸板の上に奉安されます。
お神輿が海に入るのは単なる「禊」ではなく、海中から出現した神を表現し、鎮座の始まりの場面を毎年再現するという、大変意義深い神事なのです。
行合祭——江ノ電スレスレを二基の神輿が進む
東浦を出発した御神輿は、江の島弁天橋を渡って腰越へと向かいます。
片瀬・龍口寺前で、小動神社からの御神輿とついに合流し、二基並んで小動神社まで渡御します。
腰越商店街では、江ノ電が走る併用軌道の上を神輿行列が進み、すれ違うように江ノ電の車両が通過する、現代では他に類を見ない光景が展開されます。
電車内からもお囃子の音がはっきり聞こえるほどの近さで、神輿と江ノ電が共存するこの場面は、訪れた人が思わずカメラを向ける名物シーンです。
小動神社に到着すると、二基の御神輿が御仮宮で揉みあい、祭りは最大の盛り上がりを迎えます。
御祭神の古里ともいえる小動神社で祭儀を終えた後、御神輿は再び江の島へと戻っていきます。
神輿のすぐ横を江ノ電がスレスレで通っていくなんて、江の島・腰越ならではの光景だみぃ♪神事と日常が交差する、この感じがたまらないみぃな〜!
2026年は戌年——御神体が開帳される特別な年
2026年の天王祭には、特別な意味があります。
今年は十二支の「戌年」にあたり、御神体の開帳が行われるとされています。
通常は拝することのできない御神体が公開されるこの機会は、十二年に一度の特別な巡り合わせです。
詳細については江島神社へ直接お問い合わせいただくか、公式情報をご確認ください。
アクセス情報
神幸祭の会場は江の島(江島神社)から腰越(小動神社)にかけての広いエリアにまたがります。
まずは江島神社で発輿祭・海上渡御を見届け、その後は弁天橋から腰越方面へ移動しながら行合祭を楽しむルートがおすすめです。
- 江島神社へ:小田急線「片瀬江ノ島」駅より徒歩約15〜17分、江ノ島電鉄「江ノ島」駅より徒歩約15〜23分、湘南モノレール「湘南江の島」駅より徒歩約24分
- 小動神社へ:江ノ島電鉄「腰越」駅より徒歩約4〜6分
- 駐車場:神幸祭当日は会場周辺が混雑します。公共交通機関でのご来場を強くおすすめします
- 問い合わせ:江島神社 TEL 0466-22-4020
江の島では、参道の仲見世通りに並ぶ江の島丼やたこせんべいなどのグルメ、江の島シーキャンドル(展望灯台)や岩屋洞窟など、天王祭と合わせて楽しめるスポットが充実しています。
腰越エリアでは、祭り当日に屋台が並ぶほか、腰越漁港のしらす料理が楽しめる飲食店も点在しており、江の島から腰越まで一日かけてゆっくり歩くプランもおすすめです。
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