【ニュース/2026/8/16】第105回 箱根強羅温泉 大文字焼|明星ヶ岳に浮かぶ108mの「大」と約2000発の花火

2026年7月27日

※画像は箱根強羅観光協会サイトより引用

2026年8月16日(日)、箱根・明星ヶ岳の山腹に巨大な「大」の火文字が浮かび上がります。

1921年(大正10年)から続く「箱根強羅温泉 大文字焼」は、今年で第105回を迎える箱根の夏の風物詩です。

約2000発の花火との競演は、湘南から少し足を延ばしてでも見る価値のある光景。

お盆の締めくくりにふさわしい、静かで力強い送り火の夜をご紹介します。

開催概要

  • イベント名:第105回 箱根強羅温泉 大文字焼
  • 開催日時:2026年8月16日(日)大文字焼点火 19時30分/花火 19時30分頃~20時10分頃
  • 荒天時:小雨決行、荒天の場合は8月17日(月)に順延
  • 会場:明星ヶ岳山腹(点火地点)/観覧は箱根強羅温泉エリア全域
  • 入場料:観覧無料(一部施設の特別観覧席・夜間営業は有料の場合あり)
  • 主催:箱根強羅観光協会(電話 0460-82-2300)
  • 行事の性格:有縁無縁の霊を慰める盂蘭盆会の送り火

箱根強羅温泉 大文字焼は、芦ノ湖の湖水祭、11月3日の箱根大名行列とならぶ「箱根三大祭り」のひとつに数えられています。

夏の箱根を締めくくるフィナーレとして、毎年多くの人が明星ヶ岳を見上げます。

105回目だなんて、うーみぃが生まれるずーっと前から続いてるみぃ♪
山にお名前を書くみたいで、なんだかドキドキするみぃな~

105年受け継がれてきた「送り火」の物語

避暑客の楽しみから、箱根全山の送り火へ

大文字焼が初めて灯されたのは、1921年(大正10年)のことでした。

当時の強羅は、別荘地・避暑地として発展を始めたばかりの土地。

山の上で夏を過ごす人々を楽しませようという地元の思いつきが、この火文字の出発点だったと伝えられています。

一説には、前年に強羅を訪れた皇太子(のちの昭和天皇)をお慰めするために青年有志が山に火を灯したことが始まりで、その翌年から地域全体の行事になったとも語り継がれています。

やがて開催日が8月16日に定まると、行事の意味も静かに変わっていきました。

現在は、箱根全山の有縁無縁の精霊の冥福を祈る盂蘭盆会の送り火として執り行われています。

華やかな観光イベントでありながら、その中心にあるのはあくまで祈りの火だという点が、この行事のいちばんの特徴かもしれません。

楽しみのために始まった火が、いつのまにか送り火になったんだミー
ご先祖さまも、あの大きな灯りなら迷わず帰れるみぃな~

点火の40分を支える、6月からの準備

大文字焼が燃え上がっている時間は、わずか40分ほど。

その一夜のために、地元では例年6月から準備が始まります。

2026年も6月には強羅観光協会の有志メンバーによる一画目の草刈りが行われ、松明用の篠竹(箱根女竹)の天日干しがスタートしました。

長さ3mほどの箱根女竹を刈り取り、葉を落とし、炎天下で乾かす。

それを直径30cmほどの束にまとめ、250束もの松明を作り上げます。

当日は、およそ40度という急斜面に約1.5m間隔で松明を立て、「大」の字の輪郭をかたどっていきます。

この作業を担うのは、宮城野青年会をはじめとする地元有志の80余名。

暗い山の斜面で、灼熱の熱風を浴びながら火を灯していく人たちがいて、はじめて麓の私たちはあの「大」の字を見上げることができます。

40分の火のために、2か月半も準備してるなんて頭が下がるみぃ!!
今年は見上げながら「ありがとう」って言いたいだみぃ♡

当日のコンテンツ・見どころ

全長108m、明星ヶ岳に浮かぶ「大」の火文字

舞台となるのは、強羅温泉の正面にそびえる標高924mの明星ヶ岳です。

箱根外輪山のひとつですが、地元では通称「大文字山」と呼ばれ親しまれています。

描かれる「大」の字は、第一画が108m、第二画が162m、第三画が81m、文字の太さは7.5mという圧巻のスケール。

京都の五山送り火より一回り大きく、しかも文字を塗りつぶすのではなく輪郭線で描くのが箱根流です。

一筋の花火が上がるのを合図に点火されると、まず山肌にぽつぽつと炎の点が現れます。

その点がやがて線になり、線が結ばれて文字になり、夜空を背景に「大」の字が浮かび上がる。

この数分間の変化こそが、写真では味わえない大文字焼の醍醐味です。

約2000発の花火とナイアガラの競演

大文字焼の点火と同時に、強羅の夜空には約2000発の花火が打ち上げられます。

7号玉やスターマインに加え、仕掛花火のナイアガラも登場。

山の「大」の字と、夜空に開く花火と、流れ落ちる金色の滝が同じ視界に収まる光景は、箱根強羅ならではです。

花火の時間は19時30分頃から20時10分頃までの約40分間となっています。

海の花火とちがって、山の花火は音が谷にひびくんだミー♫
標高が高いぶん夜は涼しいから、羽織るもの1枚あると安心だみぃ

強羅駅周辺のイベントと屋台

点火を待つ夕方の時間も、強羅駅周辺は祭りの空気に包まれます。

2026年は14時にオープニングセレモニー、15時30分から先祖供養・大法要、16時にビアガーデンがオープンする予定です。

露店については、2025年は屋台村1・屋台村2の2か所に合計42店舗が並びました。

年によってステージイベントや盆踊りの実施有無が変わるため、当日のプログラム詳細は箱根強羅観光協会の発表をご確認ください。

誰でも申し込める先祖供養

大文字焼が単なる花火イベントと違うのは、来場者も供養を申し込めるという点です。

大雄山の大僧正によるお盆の送り火供養は、8月16日当日、強羅駅に設けられる供養テントで午後2時30分までに申し込む形となっています。

当日会場に来られない方の申し込みについては、箱根強羅観光協会(0460-82-2300)へ問い合わせが可能です。

受付時刻は年により異なる場合がありますので、申し込みを予定している方は事前に主催者へご確認ください。

おすすめの観覧スポット

  • 強羅駅前広場:明星ヶ岳を真正面に望む定番スポット。大文字焼の顕彰碑もあり、屋台にも近い
  • 箱根強羅公園:広い園内から山と花火を見上げられる。例年、大文字焼にあわせた夜間特別営業を実施
  • 早雲山駅周辺:高台からの眺望が魅力。ケーブルカーの最終時刻に注意が必要
  • cu-mo箱根の展望テラス:早雲山駅に隣接。広い空を見渡せる人気スポット
  • 強羅温泉の宿泊施設:客室や露天風呂から鑑賞できる宿も多く、移動なしで楽しめる

強羅は斜面に沿って広がる温泉地なので、少し標高を上げるだけで見え方が変わります。

「大」の字だけを大きく見たいのか、花火とセットで写真に収めたいのかで、選ぶ場所も変わってきます。

お宿のお部屋から浴衣で眺める作戦がいちばん優雅だみぃ♡
「大文字焼が見えるお部屋ですか」って予約のとき聞くのがコツだミー

アクセス情報

  • 電車:箱根登山鉄道「強羅駅」下車すぐ。箱根湯本駅から約40分
  • 湘南方面から:藤沢・茅ヶ崎からはJR東海道線で小田原へ、小田原から箱根登山鉄道に乗り換え
  • ケーブルカー:強羅駅から箱根登山ケーブルカーで「公園下駅」まで約2分、早雲山駅まで約10分
  • :東名高速厚木ICから小田原厚木道路・国道1号経由で約60分
  • 臨時列車:例年、当日は箱根登山電車・箱根登山ケーブルカーの臨時列車が運転されます
  • 交通規制:2025年は強羅駅周辺の一部で17時30分から20時30分まで実施されました
  • 駐車場:2025年は箱根美術館の臨時大駐車場が15時から利用可能、乗用車1台2000円(満車後は第2駐車場へ案内)

会場周辺の駐車台数には限りがあり、夕方には満車になることがほとんどです。

帰りの道路渋滞も毎年の恒例となっているため、主催者・鉄道会社ともに公共交通機関の利用を強く呼びかけています。

湘南エリアから日帰りで向かう場合は、小田原駅または箱根湯本駅の駐車場に車を置き、そこから登山電車に乗り換えるルートが現実的です。

大文字焼の前後には、彫刻の森美術館や箱根美術館、強羅の温泉旅館の日帰り入浴など、昼から楽しめるスポットが徒歩圏に点在しています。

宮城野エリアには地元で愛される弁当店や飲食店もあり、早めに現地入りして夕方までのんびり過ごすのがおすすめです。

なお、点火の実施可否は当日夕方にFMおだわら(87.9MHz)で放送された実績があるほか、箱根強羅観光協会の公式サイトでも発表されます。

お盆の最終日、105回目の火が明星ヶ岳に灯ります。

湘南の海から少し山へ。今年の夏の締めくくりに、祈りの火を見上げにいってみませんか。

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